何故宝くじ当選者は幸運なはずなのに悲惨な人生を送るのか?
こんばんわ。
楽をして大金が欲しいなぁとおもってる人は数多くいると思いますが
それの一番の代表例が宝くじです。
しかし宝くじが当たったら幸せになれるのか?と聞かれれば
答えはNOです。
高額当選という瞬間的な幸運は長期的にみると不幸な結果を招くことが過去の研究から明らかになっています。
アメリカでは宝くじに当たったことを自らメディアに明かす人が多いので高額当選者のその後の人生を追った研究がいくつも存在します。
当選した瞬間は大きな幸福感に酔いしれます。
ところが長くても5年後には以前より不幸になってしまう事が多くあるようです。
衝動システムに押し流される
アメリカの研究者は高額当選者の多くは大金に圧倒され快楽を優先し思うがままに行動する意思決定の「衝動システム」に押し流されると分析しています。
まず今の仕事がそこまで楽しくないと感じている人が仮に7億円の宝くじにあたっても仕事を死ぬまで続ける人は稀です。
ここで社会との繋がりが途切れます。
それでも大金があれば問題ないように思えますがそこには大きな罠があります。
年収が1000万ある人は1000万の使い方をわかっている。
ところが転がりこんだ幸運で大金をつかんだ人は、必要以上の豪邸や車を購入したり
怪しい投資話を持ってきたブローカーにお金を渡してしまったりと衝動システムに押し流され浪費を繰り返すようになります。
自分で稼いだ経験のない子供に100万円を与えたら好ましくない事が起こるのと同じです。
つまり元の年収が7億円あるような人が7億円の宝くじに当選するのはラッキーな事だと思いますが
元の年収が7億円からほど遠い人間ではその7億円は上手に使いこなせなくて資産運用に失敗可能性の方が極めて高い。という事です。
消費感覚というのは最もお金があったときに決まる。
一発屋とよばれるお笑い芸人もそうです。
一瞬だけ超絶ブレイクして一瞬でテレビから姿を消した芸人さんもブレイクしたときにいい家や車を買ったりする人が多く、後に不幸になっている人が多いのも事実です。
宝くじ当選者が数年後に借金を抱えるケースが目立つのは消費感覚を下げるのが難しいからです
これでも宝くじに当たった人は幸運で幸せといえるのでしょうか?