現代人の大半は「目標」という概念を持つ「行動依存症」である
今の現代って「目標」っていう言葉は比較的ポジティブなワードとして捉えられてる事が多いですが
果たして本当にそうなのかね?
生きてる目標が無ければ「怠惰」に見られたり、仕事をする上でも「目標」とか「予算」とかそういうものを求められますよね。
じゃあ原始時代の人はどんな事を目標に生きてたのか?
と問われると
ほぼ間違いなく「生き残る事」が目標だったはず。
しかし現代では食べ物も資源もエネルギーも豊富にありますよね。
人は登山やマラソンや生存に必須ではない苦行をあえて選びながら長く幸せに生きていく事が可能ですよね。
1つの山に登頂し、一つのレースを感想した後に、また次の登山やレースに備える事ができてしまう。
現代における目標ってのはプロセスの到着地点では無い。
「みんな目標を追いかける旅に生きていて、それは終わる事がない」のです。
これって言い換えてしまえば
「慢性的な敗北状態を常に味わっている」のと同じなんですよね。
「今月中に一時間で10キロ走れるように頑張るぞ」
と意気込み例えそれを達成できたとしても
それを達成したときの達成感って実はほんの一瞬で
ものの数分後に「じゃあ来月は一時間で12キロ走ろう」などと考えてしまう。
これって冷静に考えたらメンタルに悪いよね。
目標を達成できて幸せを感じてる時間より「目標を達成するプロセスの方が幸せをかみしめてる時間の方が圧倒的に短い。」
これが「慢性的な敗北状態」って事だよね。
だって
目指す偉業や成功にまだ達してない自分として生きている事になるからね。
そして目標にたどり着いてしまえば、生きる意味をくれるものを失った自分になるだけやん。
だからまた新しい目標を作って、また1からそれを追いかけていく。という負の無限連鎖に入っていくんでしょうね。
別にいいじゃん。そうやって人間成長していくんちゃうの?という声も聞こえてくるのもわかりますが
目標を立てて、自分がその目標を達成できなかった時は無意識に自分の自尊心を傷つける事になります。
その状態が何回も続くと自己嫌悪に陥って自分のメンタルとパフォーマンスが低下します。
「ああ自分は自分が立てた目標を達成できなかった。こんな簡単な事もできなかった。自分はなんてダメなやつなんだ。」ってなります(ちょっと極端だけど)
上の例はマラソンで例を挙げてますが、例えばこれが仕事だったらどうでしょうね。
営業の仕事で月末で
「やった!今月ギリギリで目標の数字まで届いたぜ!」
ってなっても明日になったらまた来月の目標の数字を追っていかないとダメになるわけで。
そしてこれが今の営業の仕事辛いなぁ。辞めたいなぁ。って思っている人だったらもうほんと地獄ですよね。
目標というのは大きく立てなくていい。という事
それと自分の好きな事、やりたい事でも「目標」を大きく掲げてしまうと
「自分の好きな事」をやる。のでは無く
「目標」を達成する事が軸になってしまい、自分は何のためにこれやってるんだっけ・・・?ってなってしまいます。
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人にとって幸せとは「他者に貢献する事と自分の価値を高める事。」
P,S
長く幸せに生きるコツは「長い目で見て幸せになれる確率を高める活動を、日常的に行う事」である。
目標を立てるのが大事なのではなく「目標を達成させるプロセス(過程)を楽しむ事」
の方が幸福度は高く。メンタル上もそっちの方が良い。
だから好きな事を楽しんで自分を輝かせよう!
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