平塚駅の中心でゲロを吐きながら同時に爆音の屁をこく男の話
それは去年の冬の話だったか。
前の職場の人の送別会の時の話だ
職場にTさんという人がいた。
彼は普段はクールというかどちらかというと大人しい人物だったのだが
どうやら酒に酔うと結構ダメになってしまうタイプの人だ(結構いるよねこういう人
)
そんな彼が当然の如く酔っ払ってお店でちょっと大声を上げ始めてベロンベロンの状態になっている。
そんな彼を数人の男が介抱してあげながらタクシーに乗せて家に強制送還させようとしていた。
そして彼は駅の西口の前で座り込んでしまった。
見ていて今にももう吐きそうな状態だ。
そして周りには自分を含めて確か4人の人がいて彼を介抱してあげていた。
(俺以外)
その中の一人のまつもとくんがTさんの背中をさすってあげていた。
残念な事に自分は相当なクズなので人の汚物とかを触るのがとても苦痛なのだ。
だから背中をさすってあげてるまつもとの横で心配そうな顔をしてうんうんと頷いてるだけの謎の役割の人になっていた。
みんなが「大丈夫かー?」とかいいつつまつもとが背中をさすってあげてると
Tさん「うっ!!!」
俺は5歩くらい後ろに後ずさった。湘南のマーライオンの誕生の姿である。
Tさん「おえええええええええええっ!!!!(爆音の叫び)」
Tさん「ぶりりりりrぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!(爆音)」
「デトックス」って言葉が世界で一番似合ってると思いました。
そんなことを考えていたら
彼は口から汚物を出すのでは無く爆音の屁だけをこいていた。
俺(この人・・・屁こいてるだけやん・・・w)
だが俺はこのセリフは言えなかった。
何故ならみんなは一生懸命介抱してるのに俺は横で頷きながら笑いを堪えるのに必死だったからだ。
その時の俺の口のニヤケ具合は尋常じゃなかった。
俺の中学校の時の国語の先生と同じくらいの口のデカさになっていた。
が、自分は何もしていない罪悪感があったので手で口を覆って笑いをこらえていた。
おえええ!!の声がでかすぎて誰も屁の音にきずいていなかったのだ。
その爆音の屁から2分後くらいに
まつもと「こいつ。屁こいてるだけやん(真顔)」
俺はもう爆笑してしまった。
横で疼くまりながら屁こいてる人がいるのに爆笑していた。
彼が横でおえおえ言ってる中俺は3分ぐらいずっと爆笑していた。すまないみんな。
そしてTさん。
そしてちょっと人目につきすぎる場所だったのでTさんの場所を移動させようと4人で手と足を持って彼を移動させようと試みた。
それには俺も参加した。
そして運んでて駅の入り口の超ど真ん中らへんで
彼はその運ばれてる揺れの衝撃でゲロを無言で口から垂れ流していた。
そして少し外れた場所についた瞬間俺は後のことは任せて
俺「じゃ俺変えるわ。」
と言って俺はチャリンコで家に帰った。
そして帰りのチャリンコに乗りながらも俺は一人でずっとニヤついていた。(クズ)
おわり。
と見せかけて!
おわり。