映画 「天気の子」 新海誠監督があの映画を通して伝えたかった事
今ヒット中の映画 「天気の子」 について考察してみようと思います。
※ 極力ネタバレしないように書きますが最終的なシーンだけ極一部ネタバレあり
作者(新海 誠さん)がどういう思いであの映画を作ったのか?
最終的に何を伝えたかったのか? というのを考察します。
映画見てるのが前提で書くのであらすじは超適当に書きますよ。
大まかなあらすじを書くと
この世界は毎日雨が降ります。基本晴れる事はありません。
高校一年生の主人公・森嶋帆高が田舎の離島から東京にフェリーにのって東京に行き不思議な能力を持つ少女・天野陽菜に出会う。
その女の子が持つ能力というのが 祈るとどんな雨模様の天気でも短時間の間は絶対に晴れる。という能力
帆高も陽菜もまだどちらも中学生。
二人ともお金が無く 帆高は家出してきて東京に来ているのでもちろんお金はない。
陽菜も父親はおらず、母も一年前に他界ており、小学生の弟と二人暮らし。
そこで二人が考えたのが晴れにする能力で簡単にビジネスをしてみよう!
という事だった。
しかしその能力を使えば使うほど陽菜の寿命が縮む事が後から判明し
陽菜がそれに気づいた時にはもう時すでに遅しで文字通り天に召される形になった。
そして陽菜を助ける唯一の方法はあるけど
もし陽菜を助けた場合
この世界は一生雨が降り続ける。
という最大のデメリットがある。
だがそれでも帆高は一生世界に雨が降り続けても構わない!
それでも陽菜を助けるんだ!
という意思の元陽菜を助ける。
そしてこの世界には雨は降り続けるけど 結果として陽菜は助かりました。めでたしめでたし。
みたいな感じです。
これが大まかな話。
この映画の事だけでは無く全ての事に置いて言える事ですが
どんな出来事が起きてもどう受け取るかって人の自由なのでどういう感想を抱くかは個人の自由なんですよね。
だからこの映画に関しても世の中の出来事に対しても本当に正しい事っていうのはこの世のどこにも存在しない。
「本当に正しいもの」が世の中に存在してたら世の中の哲学者は全員廃業しますわね。笑
というのは置いておいて。
僕の感想
自己犠牲をやめて世の中の為になんか生きるな!自分のやりたい事自分の守りたい物を守る為に生きろ。自己犠牲はするな。
これが新海さんが伝えたかった事なんじゃないのかな。って思いました。
しかし映画を見終わった後にパンフレットを見て新海さんのメッセージを見てみると。
「やりたかったのは、少年が自分自身で狂った世界を選び取る話。別の言い方をすれば、調和と取り戻す話はやめようと思ったんです。(中略)調和が戻らない世界で、むしろその中で新しい何かを生み出す物語を描きたいというのが、企画の最初の思いでした」
と書いてあった。
混沌とした世界でも強く生きろ。という事が言いたかった(らしい)
ある意味どっちも正解。
僕個人としてはこの映画の評価は☆5つ。
ちなみに今までの人生で見てきた全映画の中で一番すきな作品。(一番面白いとは言ってない)
結局どう受け取るかは個人の自由なので実際に映画を見てみる事をお勧めする。
この映画は世間的に賛否両論があるらしい。僕もなんとなくそう感じる。
是非見てほしい映画です。